沖縄県立博物館・美術館がオープンして3年が過ぎました。初代館長に前副知事の牧野浩隆さん、そして2代目館長に公明党県本部顧問だった元衆議院議員の白保台一さんが就任しました。直前まで政党顧問をしていた人を館長にするなんて考えられない人事です。管轄も県の「教育委員会」から「文化観光スポーツ部」に移りました。
 美術館のオープン前後から、美術館のあり方を巡って美術関係者や県民が様々な苦言、提言を公の場で議論し沖縄独特のすばらしい美術館を作ってほしいと訴えてきました。
 これまでの美術館のあり方を問い直し、これからの美術館のあり方を美術関係者だけでなく、広く県民に参加してもらい議論する場を設けたいと思います。
 美術館は私たちの税金で運営されています。疑問のあるままの美術館でいいわけがありません。何度でも議論し、県に提言し続けましょう。

2011年4月18日月曜日

これまでの県立美術館

Twitterで見つけた県立美術館に関する記事。これまでの経緯を知らない人にも分かりやすく書いてあります。

正式名称は、県立博物館・美術館というそうです。日本国内でも美術館と博物館を一緒にした施設はあるそうですが、美術館より博物館の名前が先にくるのはどしてなのか?私には沖縄での美術に関する意識が低いように感じてなりません。

県庁の文化振興課に出来た新設の「文化スポーツ観光部」というのにも「芸術」の文字は無し。芸術が文化のくくりになっていて、どうしても文化が先なのです。こんな小さなことですが、やはり沖縄でのアートに関する認識と意識が低いように感じて、沖縄に帰って来てからずっっとショックでした。

だから美術館の「これから」を大切に考えて行動しているのです。一番恐いのは、無関心、無意識、そしてみんなが自由に発言出来ないような状況です。県立美術館は美術関係者のためのものではなく、県民みんなのものです。みなさんの税金で賄われているのでどうあるかはみなさんの責任でもあります。

出来るだけ有効的にみんなが楽しく活用出来るようにするのが理想です。でも現状は、今の美術館にあまり魅力を感じません。だからといって、ほっといたら表現の自由は奪われるし、作家の権利も侵害されます。

特別なものと思わないでみなさんに関心を持って欲しいのです。目に見えないものだけど、こんな混沌とした世の中だからこそ、感動を与えたり、心の癒しになったり、考えるきっかけを作る「アート」はとても重要です。

ただ単に美術館の館長は美術の専門家がなるべきではないかとうシンプルで素朴な疑問を抱えています。狭い沖縄、周りを見て、自分の立場を考えてからしか発言出来ない、自分の言いたいことが言えないような印象を周囲の方々から感じます。これっておかしくないですか?そんなことに疑問を持つ私がおかしいの?みなさんも考えてみて下さい。とても簡単でシンプルなことだと思います。



「県立美術館のあり方を考える会」メンバーのブログより。
→ 情報元ブログ「★uk→rk★」はこちら。

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